1. 電力自由化のデメリット
電力自由化のデメリット 落とし穴にご用心

電力自由化のデメリット 落とし穴にご用心

電力自由化のメリットばっかり聞いてると、すっごくいいことに思えるけど…「デメリットってないのかな。

新しく参入してきた電力会社って停電が起こりやすいのかな?もし契約した電力会社が倒産しちゃったら僕んちの電気はストップしちゃうのかな?………電力会社を切り替える前に、知っておかなきゃいけないことって、きっとたくさんあるよねぇ。

部長が契約時に注意しなきゃいけない契約期間の話や、僕も驚いた電力自由化の落とし穴について教えてくれたんだ!

この記事で会話をするキャラクター

ともすけ

広告代理店勤務の34歳。その天然っぷりには周囲もやや呆れ気味。優柔不断な性格で、最近は電力会社選びに困っている

部長

電力会社からのヘッドハンティングというなかなかスゴい経歴を持ち、ともすけに電力会社選びの助言をするイカした上司

さっそく部長に電力自由化のデメリットを聞いてみた

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ぶ、部長!ぶちょー!!

(なんだなんだ、朝から騒がしいのう)どうした、ともすけ。そんなにデカい声を出さなくても聞こえてるわい。

ぼ、僕、さっそく昨日、妻と電力自由化について相談してたんですけど、電力自由化って、あの、その、で、で、で、デメリット・・・的なことは、な、ないんでしょうかねぇ・・・

デメリットだと!?電力自由化のデメリットだとぉ!!??

そ、そうです、ちょ、ちょっと気になって・・・ (ヤバい!部長を怒らせちゃったよぉ。)

そうだな、ないこともないぞ!

(あ、怒ってなかったよぉ・・・怖かったなぁ)や、やっぱりあるんですかぁ・・・世の中、そうおいしい話ばっかりじゃないですねぇ。

そうは言っても、デメリットというよりはなんというか、注意事項みたいなもんじゃな。

ちゅ、注意事項??

そうじゃ。注意事項レベルじゃ。なーんも知らんと不安もいっぱいあるじゃろう。なんたって初めてのことじゃからな。でも、基本的にはわしら消費者が注意しておけばそんなに厄介なことはないんじゃよ。

そ、そうなんですかぁ?

停電しない?電気の質は?電気の安定供給の話

ともすけは今、どんなことが不安なんじゃ?

そうですねぇ・・・今まで電気を売っていなかった新しい電力会社から電気を買うなんて、ちょっと怖いっていうか、停電しちゃったりしないのかなぁって考えちゃいますよね。

確かに、新参者とも言える新しい電力会社に安定した電気供給のノウハウがあるのか?っていうのは多くの人が考えることかもしれんのう。

そうそう、それって心配ですよ。大丈夫なんですかねぇ。

このあいだ、日本の電力自由化は2000年からはじまったと教えたじゃろ?今回の自由化で家庭向けに電気を売るようになる電力会社の中にはな、その頃から大きな施設向けに電気を売ってきた実績ある会社もたくさんあるんじゃ。

そ、そういう会社は大丈夫かもしれませんけど、実績がない会社はどうなんですかねぇ?

安心しろ、ともすけ。新しく電力販売に参入してきた電力会社が電力不足になっても、既存の10社の電力会社がフォローする仕組みになっているんじゃ。関東なら東京電力、東北なら東北電力が電力供給してくれるわけじゃよ。

地域の電力会社がフォローしてくれるのかぁ。で、でも、フォローしてくれるまでの間に電気が途切れたりしそうですよねぇ・・・。

(予想どおりの質問をしてきおった・・・)それも問題ないんじゃよ。新しい電力会社はあらかじめ地域の電力会社とバックアップ契約をして、絶え間なく電力供給するシステムができているから途切れることもないんじゃ。

バックアップ契約かぁ・・・。

そうじゃ。だから、例え発電設備にトラブルがあったとしても、電力会社が倒産したとしても電気がストップすることはないんじゃ。スゴいだろう?

(と、得意気だなぁ・・・部長)あ、でも部長、もうひとつ心配なことがあるんですけど、電力会社を変えたら電気の質が変わったりしないんですかねえ?突然、今まで使っていた電子レンジが使えなくなるなんてことないんですか?電力会社によって同じ蛍光灯なのに色が違ったりとか・・・

ふぉっふぉっふぉっ(笑)お前、面白いことを言うのう。電力会社を変えたからといって、電気の質が変わることもないんじゃ。電力会社を変えるたびに、電子レンジを買い替えておったんじゃ、かなわんじゃろ?電気の信頼性に関しては今までどおりじゃから安心しておけ。

わーよかったぁ。本気で心配してたんですよねぇ、僕。

(面白いことを考えるのう・・・)

プランが複雑でわかりにくい!これって電力自由化のデメリット?

僕なりにいろいろな電力会社のホームページを見てみたんですけどね、それにしても各社のプランって複雑ですよねぇ。それぞれ料金設定も違えば、セット割や特典も違うし…。

(お!とうとう電力会社選びをはじめたか…)確かに、慣れんうちは戸惑うかもしれんのう。そのせいで、なかなか電力会社を替える気になれない…という人もいるじゃろう。切り替えれば得するとわかっておっても、まだ足踏み状態というわけじゃ。

その気持ちわかりますよぉ。どれくらい電気を使っているかによってもベストな電力会社が違うんですよねぇ。

電気使用量だけじゃないぞ。ライフスタイルによっても住んでいる地域によってもベストな電力会社は違ってくる。だから、わしがオンリーワンの電力会社を見つけることが大事だって言ったじゃろ。

(で、出た!オンリーワン…)そ、そうですねぇ。どうしたらいいんですかねぇ。

電力会社も携帯電話、石油会社、ガス会社、コンビニ、旅行会社、太陽光発電販売会社などさまざまじゃろ?だからセット割や特典が異なるのは仕方のないことなんじゃ。各社が既存サービスとのセットで割安感を演出しようとしておるからのう。中にはセット割がない電力会社もあるしのう。

仕方ないっていうのもわかるんですけど、それにしたって複雑ですよぉ。

いや、まだまだじゃ。今後、新規参入する電力会社も出てくるじゃろうし、どんどん複雑化してくることが予想される。確かに、サービスの多様化による複雑さは消費者にとってデメリットかもしれんのう。

僕らは、どうしたらいいんですかねぇ…。

そうじゃな。消費者も電力会社の知識を持つことが大事じゃが…まずは電力自由化に興味を持って情報収集してみるといいかもしれんのう。

じょ、情報収集ですか…電力会社のホームページを見るとか?

そうじゃ。電力会社の多くはサイト内に電気料金シミュレーションを用意しておるしな。

比較サイトの料金シミュレーションはどうですかねぇ…?僕、いくつか試したんですけど、比較サイトによって結果が違うこともあるんですよねぇ…。

比較サイトの料金シミュレーションは便利じゃが、各社の設定が微妙に違っておるから結果が違うこともあるから、けっきょく迷ってしまうかもしれんのう。

ええっ!!それじゃあますます混乱しちゃいますよぉ。

そうじゃな。電気料金だけでなくセット割引や特典も合わせてどの電力会社がお得かチェしたいなら、この電力会社比較ページを参考にしてみるとよいじゃろう。

電気料金と付帯サービスのセットで…どこがお得…かぁ。

電力会社を切り替えたあともっといい電力会社が見つかったら、また切り替えることもできるから、あんまり考え込まず、その電力会社のプランを理解し納得できたら変更してみるっていうのもいいかもしれんぞ。

確かに、そのままでいるより切り替えた方がお得期間は長くなるんですもんねぇ。

そうじゃろ?

うっかり解約に注意!気をつけたい契約期間

他に電力自由化のデメリットってないんですか?

そうじゃのう…契約期間の縛りはデメリットかもしれんのう。

け、契約期間の縛り?

例えばの話じゃが、携帯電話に契約期間があることはもう当たり前になっているじゃろ?

そうですねぇ、僕は2年契約だから、2年ごとに更新されてますよね。更新のタイミングで解約しないとお金を取られることもありますもんねぇ。

それと同じようにな、電気も1年契約だとか2年契約だとか、契約期間を設ける電力会社がたくさん出てくるはずじゃ。契約期間に注意しておかんと、解約したときに違約金を請求されることもあるから、契約時は割引ばかりに気を取られず契約期間や違約金についても確認しておくべきなんじゃよ。

わー!僕なんかうっかり解約してしまいそうだぁ。

契約期間を忘れて新しい電力会社に申し込んだら、あとから違約金を請求された、なんてことも起こりうるからのう。

忘れてしまいそうだなぁ、僕。

まぁ、もし契約期間を忘れたとしても電力会社に確認すれば、契約期間満了の時期を教えてくれると思うがな。

じゃあ、電力自由化のデメリットって、これくらいなんですかねぇ。

自由化で電気料金が高騰した海外の失敗例に学べ!

これはデメリットと言っていいかわからんが、すでに電力自由化が進んでいる海外では、最終的に電気料金が高騰したという事例があるんじゃ。

ひぇーーーーーー!!!!!に、に、日本も…こ、高騰するんですかねぇ?

(予想以上の怯えようじゃ…)まだ電力自由化がスタートして間もないからのう…まだなんとも言えんよ。ただ、高騰する可能性はあるだろうな。

可能性が…あるんですかぁ。困ったなぁ。それじゃ自由化の意味ないですよぉ。

海外ではな、燃料の価格高騰の影響を受けて電気料金も上がったんじゃ。それに再生可能エネルギーの買取費用が大きくなったことも電気料金アップの要因じゃ。日本だと「再生可能エネルギー発電促進賦課金」というのが電気料金に含まれておるじゃろ。これが増えてしまったんじゃよ。

再生可能エネルギーを普及するためのお金なんですよねぇ…。「再生可能エネルギー発電促進賦課金」って…。

そうじゃ。この料金はこれまでも毎年引き上げられてきておって、今後もそれは続くと言われておる。

じゃ、じゃあ…電気料金は絶対に上がるってことじゃないですかぁ…。

でも、電力自由化によって各社が安い料金設定を出しておるじゃろ?それに、セット割や特典でさらにお得になるわけじゃ。たくさんの電力会社が参入したことで価格競争が起こるから、当面の間は電気料金が下がるんじゃないかのう。

で、でも…将来的にはどうなんですかねぇ。

それは現時点ではわからんが…日本は海外の失敗例を見ているからのう。それを参考にしながらしっかりと政策を考えておるんじゃないか?海外の反省点を活かすじゃろう。

そうだといいんですけどねぇ。

だから、わしら消費者も電力自由化を他人事と思わず、関心を持ってしっかり向き合っていくべきなんじゃよ。

関心を持って向き合うかぁ。そっかぁ、僕らが電力自由化に積極的に参加して見守らないといけなんだ!他に僕らが気を付けておきたいデメリットはありますかねぇ?

電力自由化の落とし穴!発電方法は選べない!?

う~ん、もうひとつ、これはデメリットというより知っておいてほしいことなんじゃが・・・

な、なんですかぁ、急に深刻そうな顔して、怖いですよぉ。

ともすけは発電方法も気にするのか?

僕っていうより、妻が環境に配慮した発電をしている会社もいいかしら?なんて言ってましたねぇ。

そういう人は結構多いんじゃよ。要するに太陽光発電、水力発電、風力発電、地熱発電といった環境負荷の小さい発電方法を選びたいということじゃろ?

そ、そうですねぇ。どっちかって言ったら、やっぱり環境に優しいほうがいいですよねぇ。

でもな、よく聞けともすけ。例えお前がそういった電気を作っている電力会社と契約したとしても、実際にお前の家にやって来る電気は契約した電力会社の電気とは限らんのじゃよ。

!!!!!!!!!!!

言葉が出ないようじゃの。でもな、ともすけ、わしらの家に電気を届ける電線は基本的に1本じゃろ?契約した電力会社の電気だけを送ってもらうなんて、現時点では不可能なんじゃよ。これは電力自由化で勘違いされやすい、ちょっとした落とし穴かもしれんのう。

そうですけどぉ・・・なんか納得できないですよぉ。

そうは言っても、みんながみんな契約している電力会社から直接電線を引っ張って来るなんてできんじゃろ?それができれば、契約している電力会社が作った電気だけを使えるかもしれんが、まぁ無理じゃろうなぁ。

確かに、僕んちと隣の家の電力会社が別でも、同じ電線から電気が送られてきますもんねぇ。

じゃろ?各発電所から集められた電気が混ざった状態で各家庭に送られるんじゃ。いわば“ブレンド電気”じゃ、ブレンド電気!

じゃ、いくら環境に優しい発電をしている電力会社と契約したって無駄だってことですか?

まぁ、そう言ったら寂しいが、そう考える人もいるじゃろうな。でもな、環境に配慮した電力会社と契約する人が増えたら、その会社は発展してもっともっとたくさん発電できるようになるかもしれんじゃろ?

た、確かに、そういうことになりますよねぇ。

だからな、そういう電力会社と契約することは無意味ないことではないんじゃよ。契約することでその電力会社を応援することになるんじゃから。

ピッカリーンンンンン!!!確かにそうですね!

それにな、今、いろいろなところで環境に配慮した発電方法を増やしていこうとする取り組みが行われておるから、今後はそういう電気が増えてくるんじゃないかのう。

そう考えると、発電方法にも目を向けて電力会社を選ぶっていうのもひとつの方法ですねぇ。

(なんだ、今日はやけに物分かりがいいな)そうだな、電力会社を選ぶことで、自分の意思表示ができると言えるかもしれんのう!

そっかぁ…勉強になりますねぇ。なんだか電力自由化ってメリットもいっぱいだけど、注意したいデメリットも多いんですね。

相次ぐ電力自由化の関連詐欺にご注意!

ここからは、デメリットというより頭に入れておきたい大事なことを教えるぞ!

ぜ、ぜひ教えてください!

まずは電力自由化の詐欺問題じゃ。電力自由化が発表されてから残念なことに詐欺が多発しておる。

さ、さ、さ、詐欺!?

そうじゃ。「特別に安いプランで契約できるから訪問して説明する」といった電話が来て、話を聞くと多額の初期費用が必要だったり、「安い電力会社と契約するために新しい機械を買わなくてはならない」と言われたり…

ひゃぁ~!酷い…。(ぼ、僕、騙されやすいんだよなぁ…不安だぁ…)

他にも、「今、太陽光パネルを設置したら、その電力を新しい電力会社が高値で買ってくれる」と詐欺業者に言われたケースもあったそうじゃ。

あ、あの手この手ですねぇ…。

詐欺集団というものはそんなもんじゃよ。前に話したが、基本的に新しい電力会社に切り替える際もスマートメーターを設置する際もお金はかからんから、初期費用や設備費を請求されるのは明らかにおかしいのう。

詐欺にあわないためにはどうしたらいいんですかねぇ。

そうじゃのう。まずは登録されている電力会社かどうかを確認することじゃ。そのために、もし対面で話をされたとしても必ず資料や名刺をもらうんじゃ。ただ、代理店を通していると登録している電力会社かわからんこともあるからのう。とにかく、あまりにお得な話には、疑ってかかったほうがいいぞ。

美味しい話はないってことですよねぇ。

もちろん、その場で契約するのはダメじゃ。ハンコを押すのも金額を払うのもやめておくんじゃ。

そっか。こっちも警戒しておかないといけないですね。

そうじゃ。詐欺被害が多いこともあって、訪問販売や電話勧誘販売で電力会社と契約した場合に限ってはクーリングオフも認められておるぞ。

く、クーリング・オフ…ですか。

契約した日から8日間なら契約を破棄できるんじゃ。少しでも心配になったら早めに国民生活センターか経済産業省の電力取引監視等委員会に設けられている窓口まで相談するといいぞ!

そうかぁ。あまり電力自由化に詳しくない人やお年寄りは注意しておきたいねぇ。

電力自由化で節電意識が薄れる?これは注意したいよね!

そうそう。電力自由化でわしが心配していることがひとつあるんじゃ。これもデメリットというより、わしら消費者が気を付けておきたいことなんじゃが…。

な、なんですか?

ほとんどの電力会社は、電気をたくさん使う人を顧客にしたいと考えておる。電気料金をたくさん払ってくれるじゃろ?

そ、そうですね。

だから、電気を使う人ほど電気料金が安くなるプランが多いじゃろ?

確かにそうですよねぇ。電気使用量が少なすぎるとあんまりお得にはならないですもんねぇ。

そうなると、電気をよりたくさん使った方がお得な感じがしてこないか?

た、た、確かに…。

そうなると、どんどん節電意識が薄れてきて、節電できるはずなのに無駄に電気を使ってしまう人が出てくるかもしれんじゃろ。

わー!わかる気がする!電気を使っている方が…なんていうか優遇されてる感じしますもんねぇ。

そうじゃろ?本当なら、普段からしっかり節電して電気料金を抑えている人を優遇するべきじゃないかのう?

そうですね。再生可能エネルギーもあるけど…発電するって結局、環境に負荷をかけていることになるんですもんねぇ。

人によって生活スタイルは異なるから、どうしても電気をたくさん使うという人もいるじゃろう。でも、その中でできる限りの節電をするということが大事なんじゃ。電気使用量が多い人の方が得とはいえ、一人ひとりが節電意識を持ち続けることが大事じゃよ。

そうかぁ。一人ひとりの節電意識かぁ。部長、今日の話も勉強になりました!これからは、デメリットを頭に入れて電力会社選びをしてみますね!(それにしても、部長、やっぱり興奮して鼻毛出てたな・・・)

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