電気ストーブと呼ばれることも多い遠赤外線ヒーター。ピンポイントですぐに暖まることから寒い日には重宝するけど、電気代ってどのくらいかかってるんだろう?
ここでは、遠赤外線ヒーター5種類の電気代を比較していくよ。これから遠赤外線ヒーターを買おうって考えてる人も参考にしてみてね!
これが結論!
遠赤外線ヒーターの電気代は約10.8~32.4円と高め。カーボン・グラファイト・シーズヒーターは熱効率がよく、他に比べると電気代は安い傾向にある。
目次
部長。遠赤外線ヒーターって何ですか?
遠赤外線ヒーターはハロゲンやカーボンといった発熱体を利用した暖房器具のことじゃ。電源を入れるとすぐ暖かくなり、ピンポイントで近くを暖めるのが得意なものの、部屋全体を暖めるのは苦手なんじゃ。ハロゲンやカーボンなどいろんな種類があるぞ。
へぇ~。部分的にしか暖めないとなると…電気代は安かったりします?
いや~。それが遠赤外線ヒーターは意外と電気代が高いんじゃよ。どれ、今回は代表的な5種類の電気代を比較してみるかのう。
※以下の電気代は1kWh27円で計算しています。
画像出典:Amazon.co.jp
カーボンヒーターの電気代目安
カーボンヒーターの良いところ
カーボンヒーターの悪いところ
カーボンヒーターはハロゲンヒーターの約2倍の遠赤外線量があり、熱効率が良いと言われる暖房器具じゃな。電気代自体はハロゲンヒーターなどとあまり変わらないものの、熱効率の良さからカーボンヒーターを導入する家庭も多いようじゃ。
う~ん。強運転だと1時間で20円オーバーですかぁ。かなりしますねぇ。
もちろん機種によるが、そもそも遠赤外線ヒーターは電気代が高めじゃからのう。とはいえ、熱効率が良いからハロゲンヒーターと比べれば半分程度の消費電力で同程度の暖かさを得られると言われておるぞ!
画像出典:Amazon.co.jp
グラファイトヒーターの電気代目安
グラファイトヒーターの良いところ
グラファイトヒーターの悪いところ
グラファイトヒーターはカーボンヒーターと同じ熱効率を持ちながら立ち上がりが早いと言われる暖房器具じゃな。とにかくすぐ暖まりたい時なんかにおすすめじゃ。
電気代的にはカーボンヒーターと同じくらいですか。
機種によってカーボンヒーターより安いこともあるかもしれんのう。とはいえ、これも遠赤外線ヒーターじゃから、それなりに電気代がかかると思っておいた方がいいぞ。
画像出典:Amazon.co.jp
シーズヒーターの電気代目安
シーズヒーターの良いところ
シーズヒーターの悪いところ
構造的に発熱体が破損しにくく寿命が長いと言われておるのがシーズヒーターじゃ。ただ、暖まるのにやや時間がかかるのが弱点じゃな。
これも電気代的にはカーボンヒーターやグラファイトヒーターと同じくらいですかぁ。
そうじゃな。電気代とは関係ないが、他より壊れにくい分、買い替えのコストは低めかもしれんぞ。
画像出典:Amazon.co.jp
スイッチONから約1秒と暖まりが非常に早く本体価格も安めだが、部屋全体を暖める能力はなくピンポイント的な使い方が主となる。
ハロゲンヒーターの電気代目安
ハロゲンヒーターの良いところ
ハロゲンヒーターの悪いところ
ハロゲンヒーターは安く購入できるのはいいんじゃが、熱効率が悪く電気代が高めと言われてるんじゃよ。
あれ?別に他とそんなに電気代かわらないような…?
消費電力自体は同じでも、ハロゲンヒーターは全体を暖める力が特に弱く、同じ範囲を暖めるのにカーボンヒーターの約2倍もの電力を使うとされているんじゃ。
じゃあ、実質的にはカーボンヒーターの方が節電できるってことですか?
そう考えても間違いではないと思うぞ。カーボンヒーターと同程度の熱効率を持ったグラファイトヒーターやシーズヒーターも効率的じゃのう。そういった理由もあってか、カーボンヒーターの普及とともにハロゲンヒーターは数を減らしているようじゃ。
ニクロム線電気ストーブの電気代目安
ニクロム線電気ストーブの良いところ
ニクロム線電気ストーブの悪いところ
ニクロム線電気ストーブは、とにかく構造がシンプルなため本体価格は安いんじゃが、どうにも暖房機能が他より悪く結果的に電気代も高くなりがちじゃ。近年は製造数が減っておるそうじゃよ。
本体が安くても効率が悪くて電気代が高いんじゃなぁ…。
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各遠赤外線ヒーターの電気代が分かったところで、実際に1日8時間、1ヶ月使った時の電気代も見ていくかのう。
遠赤外線 ヒーターの種類 | 1時間 | 1日 (8時間) | 1ヶ月 (30日) |
---|---|---|---|
カーボンヒーター | 強) 21.6円 弱) 10.8円 | 強) 172.8円 弱) 86.4円 | 強) 5,184円 弱) 2,592円 |
グラファイト ヒーター | 強) 24.3円 弱) 12.2円 | 強) 194.4円 弱) 97.6円 | 強) 5,832円 弱) 2,928円 |
シーズ ヒーター | 強) 24.3円 弱) 12.2円 | 強) 194.4円 弱) 97.6円 | 強) 5,832円 弱) 2,928円 |
ハロゲンヒーター | 強) 24.3円 弱) 12.2円 | 強) 194.4円 弱) 97.6円 | 強) 5,832円 弱) 2,928円 |
ニクロム線 電気ストーブ | 強) 32.4円 弱) 18.9円 | 強) 259.2円 弱) 151.2円 | 強) 7,776円 弱) 4,536円 |
安くても1ヶ月あたり2,500円くらいかかるかぁ。
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う~ん。どの遠赤外線ヒーターも電気代が高めですねぇ。結局、どれを買っていいのか分からなくなっちゃいましたよ。
ふむ。おすすめとしては「カーボンヒーター」「グラファイトヒーター」「シーズヒーター」の3つじゃな。特別にハロゲンヒーターやニクロム線電気ストーブと比べて電気代が低いことはないかもしれんが、これら3つは熱効率が良いと言われているんじゃ。
つまり?
カーボンヒーターなどはハロゲンヒーターに比べて2倍の遠赤外線放射量があると言われておる。要するに半分程度の電力で同じくらいの暖かさが得られるというわけじゃ。
ポイント
カーボン・グラファイト・シーズヒーター熱効率がよく、ハロゲンヒーターやニクロム線電気ストーブに比べて少ない電力で同じだけの暖かさを得られる。
へぇ~。
じゃから、これから買うならカーボン・グラファイト・シーズヒーターのどれかがおすすめじゃぞ。ニクロム線電気ストーブなどに比べると買う時は高いかもしれんが、長い目で見ればカーボンヒーターなどの方がお得なはずじゃ!
自分が普段使っている家電製品の電気代、具体的に知りたいよね!そんなときは下のシミュレーションを使ってみて!簡単に使用時間あたりの家電の電気代がわかるよ。便利便利っ!
※シミュレーションは1kWhあたり27円で計算しています(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(税込):平成26年04月規定)
遠赤外線ヒーターの電気代高いですねぇ。すぐ暖まるのは魅力的だけど…。
そうじゃなぁ。もし遠赤外線ヒーターを導入するつもりなら、同時に電力会社を見直すといいかもしれん。電気の使用量が多い家庭ほど、電力会社の切り替えで電気代を節約しやすいんじゃよ。
なるほどぉ。昔と違って契約自体を見直す節約方法もあるんですね。帰ったら奥さんに相談してみます!
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やっぱり節電って大事なことだねぇ。僕も頑張って節電しようって思ったよ。
そうね。節電以外にも電気料金を節約するなら、電気料金が安くなる電力会社を選ぶっていうのもいいんですって。
お得な電力会社ねぇ…、それってさ、電力会社を比較してみたらわかるんだよねぇ。
そうよ。住んでいる地域によってはまだ契約できる電力会社が少ないところもあるみたいだけど、比較してみれば今よりお得になる電力会社が見つかるかもしれないわよね?
そっかぁ。電力会社を選ぶってちょっと難しそうだけど、やってみようかな!
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