エアコンの性能や消費電力は、5~10年前と比べても格段に改善されています。今回は、新しいエアコンの購入を検討されている方、また買い替えようか迷っている方のために、節電へとつながるエアコンの選び方についてご紹介します。
目次
家電量販店のエアコン売り場に行くと、それぞれのエアコンに消費電力量や適性畳数などが掲示されています。そちらの項目をよく見て、ご自身に合ったエアコンを選んでいきましょう。
エアコンには省エネ情報を知ることができる「統一省エネルギーラベル」が必ず表示されています。省エネ性能を星の数で分かりやすく表していますので、必ずチェックを行いましょう。1つ星~5つ星までの5段階で表示されており、星の数が多いほど高性能&省エネなエアコンであるといえます。
お部屋に合ったエアコンを購入し、効率よく使用するには適正畳数のチェックは欠かせません。こちらの正しい解釈方法をご紹介します。
例えば「8~10畳」と記載されている場合、単純に8~10畳までのお部屋に適切と解釈する方が多いかと思いますが、それは誤りというのはご存知でしょうか?実はこの場合、木造住宅には「8畳」、鉄筋住宅には「10畳」に適したエアコンだという事を示しています。それは、鉄筋住宅の方が木造住宅に比べ、密閉率が高いためです。
そしてもう一つ大事なポイントが、暖房における適正畳数です。基本エアコンは、冷房に比べ暖房の方が小さい適正畳数になっていることが多く、冷房の適正畳数を基準に選んでしまうと、暖房の際には効きにくさを感じてしまいます。冷暖房ともに使用し、効率に余裕を持ちたいと望む方は、暖房の適正畳数を基準に選ぶことをおすすめします。
畳数の目安と共に表示されているのが、エアコンの能力値です。数値が大きいほど、広い部屋に対応するエアコンといえます。そして、数値の下に表示されているカッコ内はその能力の幅となっており、最高数値が大きいほど素早い効率での冷暖房を、また最低数値が小さいほど、繊細な運転が可能となっています。この幅が大きいほど、高性能なエアコンといえるのです。
エアコンの「燃費」を表す数値となります。APFは「通年エネルギー消費効率」、COPは「「冷暖房平均エネルギー消費効率」を示しており、近年では APFを主に表示しています。こちらの数値が高いほど高性能で省エネなエアコンといえ、数値が「2」違うと、1か月の電気代は1,000円程の差が生まれるそうです。
ここまで、お部屋に適したエアコン、そして省エネルギーとなるエアコンについてご紹介いたしました。省エネタイプのエアコンはつまり高性能なエアコンといえ、必然的に価格は標準タイプのエアコンに比べ高いものとなります。使用頻度が高いリビング→高性能な省エネタイプ、あまり使用しない子供部屋→リーズナブルな標準タイプなど、お部屋に合わせて購入するのもいいですね。しかし長期的な目で見れば、電気代がお得な省エネタイプを選びたいところです。
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畳数の目安や性能の他、エアコンには、機種によってさまざまな機能が搭載されています。話題となっている機能を、ほんの一部ですがご紹介します。
これらを上手く活用して、ますます省エネにつなげましょう。
人の動きなどを感知して、効率よく冷暖房が働きます。
ジメっとした夏でも湿度が下がれば、設定温度が高めでも快適に過ごすことができます。洗濯物の部屋干しが増える、梅雨の季節にも最適です。
部屋全体に効率よく空気が流れ、ムラなく快適な居住空間となります。
定期的な清掃が必要だったエアコンのフィルターも、この機能があれば心配なし。自動的な清掃・洗浄が行われ、エアコン効率の低下を防ぐことができます。
いかがでしたか?エアコンは性能・機能の幅が広く、それによって購入価格にも大きな差があります。その中でも大きな投資となってしまう省エネエアコンですが、その分、消費電力は大変お得なものとなるのです。使用する部屋の種類や使用頻度によって、ご家庭に適切なエアコンを選んでいきましょう。
やっぱり節電って大事なことだねぇ。僕も頑張って節電しようって思ったよ。
そうね。節電以外にも電気料金を節約するなら、電気料金が安くなる電力会社を選ぶっていうのもいいんですって。
お得な電力会社ねぇ…、それってさ、電力会社を比較してみたらわかるんだよねぇ。
そうよ。住んでいる地域によってはまだ契約できる電力会社が少ないところもあるみたいだけど、比較してみれば今よりお得になる電力会社が見つかるかもしれないわよね?
そっかぁ。電力会社を選ぶってちょっと難しそうだけど、やってみようかな!
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