最近よく耳にするLEDってなんだろう?どんなメリットやデメリットを持ったものなのかな?
ここでは、LEDについてやさしく解説していくから、LEDのことがイマイチよく分からないって人はチェックしてみてね!
これが結論!
LEDは発光ダイオードのこと。従来の照明に比べて電気代が安く(1/8ほど)寿命も長い、さらに虫を寄せ付けにくいなど多くのメリットを持ちます。ただ、導入コストや熱に対する弱さなどデメリットもあります。
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目次
LEDは省エネ長寿命な照明
部長。最近、電球売り場に行くと「LED」の電球や蛍光灯がたくさん並んでますよね。やっぱりいいんですかね?LEDって。
LED(エルイーディー)のことを聞きたいのか。LEDとは発光ダイオードのことで、「light emitting diode」を略してLEDと呼んでるわけじゃな。
ほぉ。
一般的には電球やシーリングライトなどの照明として知られておるが、実は信号機やディスプレイ、自転車・乗用車のランプなんかにも活用されてるんじゃぞ。
凄く身近にあったものなんですか。でも、LEDを使うメリットってあるんですか?
メリットがあるからLEDが普及したようなもんじゃろ。たとえば、LEDの照明は下のようなメリットを持っておる。ただ、代わりに少しデメリットもあるんじゃよ。
- 消費電力が少なく電気代が安い
- 寿命が長く取替の手間が少ない
- 頻繁なON/OFFに強い
- 赤外線や紫外線が少なく物に優しい
- 紫外線が少なく虫を寄せ付けにくい
- 振動・衝撃に強い
- 単体で様々な色を出せる
- 瞬時に点灯する
- 寒い場所でも明るくなる
- 導入コストが高い
- 熱に弱い
- 光に広がりがない
- 白熱灯や蛍光灯より重い
メリット多いですねぇ。でも、電気代が安いって言っても、どのくらいか分かりませんよ。それに寿命だって少し長いくらいじゃ微妙ですし…。
上の説明だけでは不十分じゃな。心配するな。下の項目でメリットやデメリットの詳しい内容を説明するぞ!
LEDのメリット
ここからはLEDのメリットについて説明するぞ!
消費電力が少なく電気代が安い
LED最大のメリットともいえるのが消費電力の低さじゃな。節電効果が高いことから電気代節約のために導入する家庭も少なくないんじゃよ。
どのくらい違うもんなんですか?
たとえば、従来の白熱電球(60W)と同等の明るさでLEDなら消費電力7.3Wくらいだったりするんじゃ。つまり、電気代が1/8程度になる可能性もあるってことじゃな!
- 60Wの白熱電球と同等の明るさでLEDなら消費電力7.3W
- 100Wの蛍光灯と同等の明るさでLEDなら消費電力50W
す、すごい差だ!
従来の蛍光灯とLEDのシーリングライトを比べても消費電力が半分程度だったりと、LEDへ切り替えることで非常に大きな節電が期待できるぞ。
詳しく知りたい
寿命が長く交換の手間が少ない
寿命の長さもLEDの大きなメリットじゃな。白熱電球や従来の蛍光灯に比べると非常に長い時間の点灯が期待できるんじゃ。
- 白熱電球:1,000~2,000時間
- 蛍光灯:6,000~12,000時間
- LED:40,000~50,000時間
おぉー!何だかピンとこない数字ですけどLEDの寿命が長いのは分かりました!
1日10時間使用と長めに見積もっても、LEDなら10年以上使えることになるぞ。もちろん、これは寿命目安であってその前に壊れてしまうこともあるが、白熱電球や蛍光灯よりは長く使えると考えていいんじゃないかのう。
白熱電球と比べると最大50倍ですからね。
ご年配で一人暮らしの人や仕事で忙しい人だと電球を買ってきて取り替えるというのが意外と億劫じゃろ。そういう時はLED照明にしてしまえば、当分は交換しなくて済むはずじゃぞ!
頻繁なON/OFFに強い
従来の蛍光灯は電源のON/OFFに弱かったんじゃが、LEDはそんなことがない。つまり、節電のために頻繁なON/OFFも問題ないということじゃ!
照明ってつけたり消したりすると逆にダメなイメージだったんですけど、それは古い常識ってことですか。
古い知識に引っ張られて、LEDに交換した後もつけっぱなしにしてしまう人もいそうじゃのう。LEDは電気代が安いから大きなダメージにはならんが、塵も積もれば山となる。日々のこまめなON/OFFが最終的にそこそこの金額になることもあるぞ。
瞬時に点灯する
LEDは応対速度が速く通電から瞬時に点灯するんじゃ。だからこそ、頻繁なON/OFFに向いてるとも言えそうじゃの。1度消してしまうと明るくなるまで時間が・・・なんてことがないわけじゃ。
それなら安心して消灯できますね。
赤外線や紫外線が少ない
LEDは赤外線や紫外線の放射が極端に少ないのもポイントじゃのう。
それってメリットなんですか?
立派なメリットじゃよ。赤外線や紫外線が少ないということは照明によって飾ってある絵などの劣化リスクが低くなるわけじゃ。それに、外で使う場合は紫外線が少ないことから虫が寄りにくいというメリットもあるぞ!虫が光に寄ってくるのは光に紫外線が含まれているからと言われているんじゃよ。
紫外線が原因なんですえ。それにしても、虫がこないなんていいですね。僕、虫ってすごい苦手なんですよ。
振動・衝撃に強い
LEDは電球の表面にガラスやフィラメント(金属の細い線)を使用していないため振動に強いんじゃ。
それじゃあ、床に向かって思いっきり投げつけても…。
いや、それはさすがに割れるじゃろ…。要は振動の発生しやすい船舶などでも使いやすいってことじゃな。普通に使ってる分にはあまり関係ないかもしれんが、これもメリットのひとつじゃ。
単体で様々な色を出せる
LEDは光の三原色として有名な赤緑青(RGB)を組み合わせることで様々な色を作り出せるんじゃ。
じゃあ、青とか赤とか紫にすることも・・・?
可能ってことじゃな。最近だとスマホと連動して好きな色に調整できるLEDライトも販売されておるぞ。中には音楽を流す機能が付随したものまであるんじゃぞ!
それは楽しいですね。
技術の進化をひしひしと感じるじゃろ。今やひとつのライトでいろんな色を楽しめる時代ってことじゃよ。
寒い場所でも明るくなる
蛍光灯は低温に弱く、温度が低くなると発光効率が悪化することもあったそうじゃ。要は寒いとなかなか点灯してくれないわけじゃな。それに比べて、LEDは温度が低くてもすぐ明るくなってくれるんじゃぞ。
寒い地域で活躍しそうですね。
何といっても氷点下20度でも発光効率が低下しないと言われておるからのう。寒い地域で外に使うのにも役立つと思うぞ。
LEDのデメリット
ここからはLEDのデメリットについて紹介するぞ。
導入コストが高い
メリットたくさんのLEDじゃがデメリットがゼロとは言えんのじゃ。有名なものとしては導入コストの高さが挙げれるのう。
た、高いんですか…。
ふむ。普通の白熱電球なら1個100円など安価で買えるが、LEDだとそうはいかん。60W相当の明るさなら1,000円前後はすると思った方がいいぞ。
単純に10倍ですかぁ。
目安のひとつじゃがな。ただ、さっき言ったようにLEDは白熱電球の20~50倍くらいの寿命を持っておるから、最終的なコストはLEDの方が安いことも多いぞ。電気代も白熱電球の1/8くらいだったりするしのう。
長い目で見ればLEDの方がお得なことは多いってことですね!
熱に弱い
LEDの弱点のひとつは熱に弱いことじゃ。
あれ?LEDって熱が少ないってよく言いません?
確かに光による熱は少ないと言われておるが、根元の電源部分は温度が高くなるんじゃ。それによってコンデンサが壊れたり、配線などが傷つくこともあるんじゃよ。
なるほどぉ。
だから熱がこもりやすい場所に設置すると意外に早く壊れてしまう可能性もあるぞ。導入する時は熱がこもらないよう工夫してあげるんじゃ!
光に広がりがない
白熱電球は約300度と広い範囲に光が広がるのに対して、LED電球は直下約120度と光の範囲が狭いこともあるんじゃ。
さながらスポットライト。
スポットライト的な使い方の時はいいが、リビングなどにLED電球は向かないかもしれん。とはいえ、最近は広い範囲を照らすLED電球も出ているようじゃから、ちゃんと選べば大丈夫じゃぞ。
平気なんじゃないですか。もう。思わせぶりなこと言っちゃって。
いや、商品選ぶを失敗すれば使いづらいのは確かじゃからな。そこに注意してほしいってことじゃよ!
白熱灯や蛍光灯より重い
商品にもよると思うがLEDは電気回路が入るため同サイズの白熱電球等より重いと言われておるんじゃ。
電球が重くてまずいことってあります?
ふむ。単純に交換の時に大変なのと、買い物袋の重量が少し上がることかのう。
でもLEDなら寿命が長いから交換の回数は少なくて済むんですよね!
そうじゃな。もちろん、片手で持てないほど電球が重くなるなんてことはないから、そこまで深刻なデメリットではないぞ。
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LEDを上手に活用して節電しよう!
LEDのことや、LEDのメリット・デメリットは分かってもらえたかな?
いくつかのデメリットもあるLEDだけど、とにかく消費電力が低く電気代の節約にぴったりのアイテムなんだ!ぜひ上手に活用して節電生活を目指してみてね!
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